入れ歯の手入れについて養生灸のススメ

category : 西洋医学 2011.12.4

正しい手入れの仕方

歯が抜けたときなどは入れ歯を使用することになります。しかし、一度入れ歯をつくってもきちんと手入れをしないようでは、さまざまなトラブルの原因となってしまいます。一般に、入れ歯に関しては、「外れやすい」「うまく噛めない」「痛い」などの不満や、「におう」「汚れが目立つ」などの悩みが多いようです。そこで今回は入れ歯の手入れについて勉強していこうと思います。

手入れについて

食事のあと、入れ歯についた食べかすをそのままにしておくと、時間がたつにつれてさまざまな細菌が増殖して、口臭や歯周病の原因になることがあります。また、食べ物や唾液などに混じった細菌が誤って気管から肺に入ると、誤嚥性肺炎を起こすこともあります。

きれいに見えても、「入れ歯」の表面には汚れが付着しているものです。検査薬で調べると、多くの場合、食べかすや細菌が付着していることが分かります。

●食後の手入れのポイント

部分入れ歯や総入れ歯は、自分の歯と同じように、毎日の手入れを欠かさないことが大切です。毎食後、入れ歯は必ずはずして歯ブラシで磨いて、清潔に保ってください。特に次のようなことに気を付けましょう。

▼入れ歯を床や洗面台に落とすと、衝撃で破損することがあります。洗面台に水を張ったり、水を入れた洗面器を置いて、そのうえで手入れをするようにしましょう。

▼研磨剤入りの歯磨き粉は、人工歯や義歯床の部分を傷つけることがあるので、使わないようにしましょう。

▼総入れ歯なら「人工歯と歯ぐきの境目、奥歯のあたり、粘膜の直接触れる部分」など、部分入れ歯なら「クラスプの付け根のあたり、自分の歯と接する部分」など、汚れがたまりやすい部分をしっかりと磨きます。

▼磨き終わったら、水かぬるま湯で十分に洗い流します。熱湯を使うと、入れ歯が変形することがあるので、使わないようにします。

また、入れ歯は長く使っているうちに茶渋などがついて、なかなか落ちないことがあります。そんな時に、紙やすりや金たわしなどで汚れを落とそうとすると、細かな傷がついて、かえって汚れやすくなってしまいます。また、研磨剤や漂白剤を使うと、傷ついたり、変色する恐れがあるので使わないようにしましょう。自分で落とせない汚れについては、歯科医に相談してみましょう。

日常の手入れについて

入れ歯を外したあとは、次のような口の中の手入れも大切です。

・部分入れ歯を使っている場合
、食後に入れ歯を外したあと、忘れずに自分の歯を磨きます。クラスプがかかる歯には、特に汚れがたまりやすいので、丁寧に磨きましょう。

・総入れ歯の場合
入れ歯を外したあと、口をよくゆすいでおきます。歯ぐきを柔らかい歯ブラシなどでマッサージするのも、血行が良くなり口の中を清潔に保つ効果があります。

夜間には次のようなことに注意しましょう。

・就寝のとき
寝るときは、原則的に入れ歯を外します。入れ歯を入れていると、歯ぐきの粘膜の血行が抑制されがちなので、一定時間、入れ歯を外して粘膜を休ませる方が望ましいといえます。ただし、残った自分の歯の状態によっては、入れ歯をしている方が歯の負担が軽い場合もあるので、一概には言えません。歯科医とよく相談してください。

・入れ歯の保管
入れ歯は乾燥すると変形しやすいので、外した入れ歯は水中に浸しておきます。1週間に1回ほど入れ歯洗浄剤を使うと、清潔を保つのに効果的です。入れ歯洗浄剤はさまざまな種類があるので、説明をよく読んで選ぶようにしましょう。なお、入れ歯を保存する際は、普段使っているコップなどを使うと、誤って洗浄液をのんでしまうことがあるので、専用の容器を使うようにしましょう。

●そのほかの注意

「入れ歯が合わない」「違和感がある」という場合は、歯科医に相談してください。自分でペンチややすりなどで調整しようとすると、クラスプが折れたり、全体のバランスが悪くなって、修理ができなくなることがあります。自分では気づかなくても、調整が必要な場合があるので、定期的に(半年に1回ほど)歯科で検査を受けるようにしましょう。

また、総入れ歯の患者さんからは、「うまく噛めない」「痛い」「外れやすい」という悩みが多く聞かれます。総入れ歯をしている場合には、「口を大きく開けて食べると外れやす」「前歯で硬いものを食べると外れやすい」などの傾向があるので、自分なりに工夫して入れ歯に合った食べ方を身につけてください。

唾液の分泌量の減少が入れ歯の不具合に関係している場合もあります。唾液は、総入れ歯とあごの粘膜をくっつける働きがあるからです。唾液の分泌量は加齢によって減少しますが、日頃からよく噛んで食べる習慣をつけて、唾液の分泌を保つようにしましょう。

まとめ

入れ歯とは基本的にずっと付き合っていくものになります。毎日のちょっとした手入れが入れ歯に大きな影響を与えますので、しっかりと行うようにしましょう。方法が分からない、気になることがあるなどといった場合は、歯医者に行って納得のいくまで説明を受けるといいでしょう。



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