糖尿病治療は生活習慣の改善がメインになる養生灸のススメ

category : 西洋医学 2011.10.25

糖尿病治療の基本

皆さんは糖尿病の治療について、どのようなことをするか知っているでしょうか?糖尿病になったらインスリンの注射を打つと考えている人が多いかもしれません。しかし、まずきちんと行うべきは生活習慣の改善です。生活習慣を改善しない限り、薬物治療をしてもあまり効果はないのです。今回はこの生活習慣の改善について勉強していこうと思います。

血糖値が少し高めの「糖尿病予備軍」や初期の糖尿病の治療は、食事療法と運動療法をしていきます。まずはこの2つの生活習慣の改善が大切で、それで十分効果がない場合は飲み薬を加え、それでも不十分ならインスリン製剤を用います。糖尿病が進行しても、食事療法と運動療法による生活習慣の改善は治療の基本になります。

生活改善と薬で、血糖と血圧、脂質を、通常の基準で管理した「従来療法グループ」と、より厳密に管理した「強化療法グループ」で、「脳卒中や心筋梗塞」の発症率を比べました。約8年間の追跡調査では、強化療法グループの発症率が従来療法グループに比べて約53%減少しました。薬物療法を行う場合でも、生活習慣がきちんと改善されていないと十分な効果が得られないのです。

自分の生活習慣を自覚して改善するためには食事や運動の記録を付ける方法が有効です。

食事療法

摂取エネルギーは適量にして腹八分を心がけましょう。多くの種類の食品をバランスよく食べることが大切です。

また、1日3食を規則正しく食べるようにします。2食分まとめて食べたり短い間隔で食事をすると、血糖値が上がりやすくなります。食事の間隔が開きすぎるときは、間食で調節するのもいいでしょう。ただし、間食も1日の総エネルギー摂取量の計算に入れて、ジュースなどの血糖値が急激に上がりやすいものは避けるようにしましょう。

食べ過ぎを防ぐには、よく噛んでゆっくりと食べることが大切です。野菜などのよく噛む必要がある食材を多くしたり、摂取エネルギー量を抑えるために油を少なくするなど、料理を工夫します。

また、お酒は控えめにし、禁煙しましょう。

●摂取エネルギー量

適正摂取エネルギー量=標準体重(kg)×身体活動量(kcal)

・標準体重(kg)=身長(m)×身長(m)×22

・身体活動量
軽労作(デスクワーク中心の人や主婦など)=25~30kcal
ふつうの労作(立ち仕事メインの人)=30~35kcal
重い労作(力仕事メインの人)=35kcal以上

運動療法

運動の効果には、次のようなものがあります。

●すぐに現れる効果

血糖が筋肉に取り込まれるため、一時的に血糖値が下がります。ストレス解消や血液循環を改善する効果もあります。

●継続すると現れる効果

血糖値を下げる「インスリン」の働きがよくなり、同じ分泌量でも血糖値が効率的に下がるようになります。「高血圧」や「脂質異常症」が改善されるため、脳卒中や心筋梗塞など合併症の発症リスクが減ります。肥満が改善し、筋力や体力が増強します。

運動する際は理論的に行うのがいいでしょう。

自己管理のポイント

食事療法や運動療法を行うときには、食事や運動の記録を付けるようにします。記録することによって、生活習慣を意識的に見直すことができます。見直すときは、生活習慣をどのように変えるのか具体的な目標を設定することが、自分にできる改善法を考えるのに役立ちます。また、記録を基にして、医師からより具体的なアドバイスを受けることもできます。

糖尿病に合併して起こる脳卒中や心筋梗塞を防ぐためには、高血圧や脂質異常症にも気を付ける必要があります。血糖値やHbA1cだけでなく、「体重、血圧、ウエスト周囲径」なども定期的に測って、記録するといいでしょう。



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