血糖値に気を付けよう養生灸のススメ

category : 西洋医学 2011.10.23

血糖値の高い人は要注意です

皆さんは自分の「血糖値」がどのくらいか知っているでしょうか。血糖値とは血液中の糖の値を示しているのですが、血糖値がいくつ以上が異常になり、治療が必要になるのか、そもそも血糖値が高いと何が問題になるのか知らない人も多いでしょう。そこで今回は血糖値について勉強していこうと思います。

「血糖」は血液中のブドウ糖のことをいい、血糖が多い状態を高血糖といいます。高血糖になり、それが続くと、全身の血管が傷ついて、さまざまな「合併症」が現れます。この高血糖の代表的な病気が「糖尿病」になります。このように血糖が高くなると全身に悪影響があるのですが、血糖は適切にコントロールすることができれば、糖尿病や合併症の発症と進行を食い止めることができます。血糖値が少し高めの人も正常な人も、定期的に血糖値をチェックして、自分の血糖値を知っておくことが大切です。

血糖値を測ろう

血糖値は、次のような検査で調べることができます。

・血液検査
「空腹時血糖値、ブドウ糖負荷後2時間値、HbA1c(ヘモグロビンエーワンシー)」などを調べることで、さまざまな状況での血糖の状態を知ることができます。

・尿検査
ブドウ糖が尿の中に漏れ出た「尿糖」があるのかどうかを調べます。

・血糖自己測定
家庭で血糖値を測ることができる「血糖自己測定器」という器械があります。指先などから少量の血液を採取するだけで、簡単に血糖値を測定できます。家庭で血糖値を測定すると、食べたものや運動などによって自分の血糖値が変動する様子が分かります。
インスリン療法を行っている人には、家庭での血糖値測定に健康保険が適用されますが、それ以外の人には適用されません。しかし、家庭での血糖値測定からは多くの有用な情報が得られるので、定期的に測定してみるとよいでしょう。

血糖値の判定

・正常型
空腹時血糖値が110mg/dl未満、かつブドウ糖負荷後2時間値が140mg/dl未満

・糖尿病型
空腹時血糖値が126mg/dl以上、またはブドウ糖負荷後2時間値が200mg/dl以上、または随時血糖値が200mg/dl

・境界型
正常型と糖尿病型のどちらにも当てはまらない場合を境界型といいます。いわゆる糖尿病予備軍になります。

HbA1c(ヘモグロビンエーワンシー)について

血糖値の測定を1回しただけでは糖尿病とは判断できません。なぜなら1回では常に血糖値が高いかどうかが分からないからです。そのため、今までは再検査を行い、そこでも血糖値が高い場合に糖尿病と判定していました。しかし、最近はHbA1c(ヘモグロビンエーワンシー)を測定し、1回の検査でも糖尿病と判定するように診断方法が変わりました。

HbA1cは、過去の1~2か月間の血糖値の平均を反映しています。6.1%以上だと糖尿病型と判定され、血糖値の異常とHbA1cが6.1%以上の場合には1度の検査で糖尿病と判定するようになっています。今までは検査前に食事を抜いて血糖値を下げている人もいましたが、HbA1cを測ることでしっかりと糖尿病の人を見つけることができるようになっています。

糖尿病の発症要因

糖尿病の大部分を占める「2型糖尿病」の発症には、「遺伝的な体質」と「環境因子」が関係しています。血糖値を下げる「インスリン」というホルモンが「すい臓」から十分に分泌されない体質に、肥満や食べ過ぎ、運動不足、加齢などの環境因子が加わると、インスリンの作用が不足して糖尿病が発症しやすくなります。

●血糖値について

糖尿病の発症前には、一般に、まず食後の血糖値が上がり(食後高血糖)、その後空腹時血糖値も上がってきます(空腹時高血糖)。食後の血糖値に当たるブドウ糖負荷後2時間値は糖尿病発症の10年前から上がり始めて、空腹時血糖値は糖尿病発症の数年前から上がり始めるといわれています。

まとめ

糖尿病を早期に発見するには、定期的に検査を受けることが重要です。空腹時血糖値が110mg/dl以上で126mg/dl未満の人(糖尿病予備軍)、HbA1cが5.1%以上の人、家族に糖尿病の患者さんがいる人、肥満やメタボリックシンドロームのある人などは特に注意が必要ですので、必ず検査を受けましょう。該当しない人でも、1年に1回は健康診断を受けて血糖値をチェックしましょう。



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