じんましんの治療と診断養生灸のススメ

category : 西洋医学 2011.10.4

診断と治療について

じんましんについて勉強してきました。じんましんは、まだはっきりと病気の原因や仕組みが分かっていません。まず、問診や検査などで原因がないかどうか調べて、検査結果をみながら治療をしていきます。そこで今回はじんましんの診断と治療について勉強していこうと思います。

検査

●問診

まずはじめに症状やその経過、じんましんが起こる直前に食べたものや触れたものなどを詳しく聴いていきます。問診で得られた情報に応じて、次のような検査をしていきます。

●血液検査

血液中の「抗原と考えられる物質に対するIgEの量」を調べます。その物質に対するIgEの量が多いと、アレルギーがある可能性が高くなります。

●プリックテスト、皮内テスト

微量の物質を皮内に入れて、皮膚の赤みや膨らみの反応をみて、その物質が抗原かどうかを判定します。

これらの検査は、アレルギーが疑われる場合に行われます。慢性じんましんは原因の特定が難しいため、特に検査を行わずに治療を始めることもあります。

治療

原因が分かっている場合は、原因を避けたり、薬によって症状を抑える治療が行われます。原因が特定できない場合でも、薬による治療を行うことになります。最もよく使われるのは、「抗アレルギー薬(第2世代抗ヒスタミン薬)」の内服薬です。ほかにも「第1世代抗ヒスタミン薬」を注射したり内服することもあります。症状が強い場合には、さらに「ステロイド薬」を注射したり内服したりします。

慢性じんましんの場合は、抗アレルギー薬の内服を続けます。初めのうちは効果が現れにくいですが、1~2週間のみ続けると効果が現れてくることがあります。発作が出なくなったら、徐々に薬の量を減らしていきます。勝手に服用をやめたりしないで、医師に指示に従いましょう。

予防について

●悪化を防ぐ

じんましんは強いかゆみを伴うため、つい掻いてしまいますが、掻くと症状が悪化してしまいます。寒さが原因でなければ、患部を冷やすとかゆみが和らぐので、かゆいところを冷やすといいでしょう。

また、血行が良くなると症状が悪化することもあります。血行を良くする入浴や飲酒は、症状が現れているときにはほどほどにしましょう。

●再発を防ぐ

再発を防ぐには原因が明らかであればそれを避けるようにしましょう。例えば衣類による機械的な刺激が原因ならば、ゆったりとした衣類を選んで、できるだけ皮膚が擦れないようにしましょう。

また、食品はなるべく鮮度のいいものを選び、食べ物のアレルギーがなければバランスよく食べるようにしましょう。ストレスをためないようにリラックスすることを心がけ、規則正しい生活を送ることが大切です。

危険なじんましん

最も危険なのは、じんましんが「アナフィラキシーショック」の症状の1つ、あるいはその前触れ症状として現れている場合です。アナフィラキシーショックとは非常に強いアレルギー反応のことで、その抗原として多いのが食べ物や薬品、はちの毒などです。急に血圧が下がって意識がなくなり、のどの筋肉が収縮して呼吸ができなくなります。

同様の症状はアスピリン不耐性の人にも起こることがあります。

最近注目されているのは、「食物依存性運動誘発性アナフィラキシー」です。特定の食べ物をとった後、2~3時間以内に運動することが発症のきっかけになります。症状が軽ければじんましんが出るだけですが、重ければアナフィラキシーショックを起こします。小麦が原因になることが多く、エビやカニなどが便陰の場合もあります。

アナフィラキシーショックを起こした場合、すぐに救急車などで医療機関を受診する必要があります。じんましんとともに「息苦しい」などの症状が現れたら、直ちに医師の治療を受けましょう。

まとめ

じんましんは強いかゆみを伴うことが多く、そのために肌を掻くとさらにひどくなってしまいます。そのため、原因がはっきりと分からなくても、薬を使いかゆみを抑えるように治療していきます。また、アナフィラキシーショックによってじんましんがでることもありますので、気になることがあればすぐに病院を受診することが大切です。



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