めまいの診断法養生灸のススメ

category : 西洋医学 2011.9.16

危険なめまいを察知する

めまいとはどのような病気か勉強してきました。「めまいがあっても気にしない」という人もいるかもしれませんが、めまいのなかには命にかかわる病気である可能性もあります。軽いめまいが脳の病気によって現れることもあるので、めまいを感じたら、一度病院を受診するようにしましょう。そこで今回はめまいの検査法について勉強し、めまいが起きたとき、自分の状態を説明できるようにしておきましょう。

脳の病気が疑われる症状

どんなめまいでも病院を受診することが重要ですが、めまいとともに次のような症状があれば脳の病気が疑われます。すぐに検査を受けるようにしましょう。

・頭痛…脳卒中の1つである、脳の血管にできたこぶが破れて出血する「くも膜下出血」などが起こっている可能性があります。特に激しい頭痛には注意が必要です。

・手足がしびれる、思うように動かない…脳の中心部にある太い血管が詰まったり、破れて出血している場合などに起こることがあります。

・ろれつが回らなくなる…小脳にある血管が破れて出血した場合などに起こることがあります。

・意識がなくなる…めまいの直後に意識をなくした場合は、すでにかなり病状が悪化している可能性があります。

ほかにも、後頭部から首の付け根に痛みがあったり、物が二重に見える場合、かすんで見える場合などにも注意が必要です。

これらの症状が1つでもあるときは、すぐに受診しましょう。救急車を呼ぶのもいいでしょう。

めまいの診断

めまいがあるときは、「問診」「平衡機能検査」「画像検査」などによって診断していきます。

●問診

めまいの診断では問診が重要です。患者さんはめまいを感じて受診するのですが、受診のときはほとんどの患者さんはめまいを起こしていないか、軽い状態になっています。そのため、めまいがあった時は、その時の状態や状況についてなるべく詳しく医師に伝えるようにしましょう。

・起こった時の状況…「朝、寝床から起き上がったとき」など、具体的にどのような状況で起こったのかを伝えましょう。

・持続時間、回数…めまいがどのくらいの時間続いて、受診まで何回くらい繰り返し起こったかを伝えましょう。

・めまいの現れ方…「周りがグルグルとまわっていた」「フワフワしていた」など、めまいの現れ方をできるだけ詳しく伝えましょう。

・体を動かしたときの症状の変化…「体を動かすとめまいが強くなった(弱くなった)」あるいは「同じ姿勢をとるとめまいが繰り返し起こった」など、体の動きとめまいの変化について伝えましょう。

・耳鳴り、難聴、耳閉感の有無…めまいに伴って、「耳鳴りや難聴、耳が塞がった感じ(耳閉感)」など、聞こえ方にかかわる症状があれば、必ず伝えるようにしましょう。

これらの症状はどれもめまいの原因を探るうえで重要な情報ですので、しっかりと覚えておくのが大切です。

検査法

検査法はさまざまですが、主に「平衡機能検査」と「画像検査」が行われます。これらの検査と問診で得た情報からめまいの原因を探します。

●平衡機能検査

目の動きや体のバランスなどから、内耳や脳、体全体の平衡機能を調べます。これには、特殊な眼鏡をかけて「眼振」という目に異常な動きを調べる「眼振検査」と、目を開けた状態や閉じた状態で、立ったり足踏みをして、体のバランスを調べる「体平衡検査」があります。これらの検査によって、めまいの原因が脳にあるのか、内耳にあるのかがわかります。

●画像検査

問診などによって脳の病気が疑われるときは、「CT(コンピュータ断層撮影)検査」「MRI(磁気共鳴画像)検査」などを行います。

●聴力検査

耳鳴りや難聴、耳閉感などがあり、耳の病気が疑われるときにはこの聴力検査を行う場合があります。聴力低下の有無や程度などを調べます。

まとめ

以上のようにめまいから危険な脳の病気や耳の病気などを判断するため、なによりも大切なのは患者さんからの情報です。問診にしっかりと答えることができれば、最適な検査法を行うことができ、すぐに治療を開始することも可能です。しかし、いざめまいが起こるとあわててしまうことも多く、びっくりしてあわててしまうこともあるでしょう。その時は、まずは落ち着いて、覚えていることからしっかりと答えていくようにしましょう。



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