シミ・シワの治療法養生灸のススメ

category : 西洋医学 2011.8.30

治療法について

今回はシミとシワの治療法について勉強していこうと思います。まずシミについて簡単におさらいしてみましょう。詳しくはシミ・シワについてで書いてあります。

皮膚に紫外線、特にUVBが届くと、「基底層」にある「メラノサイト」がまわりの細胞の核を守るために「メラニン」という色素を作ります。このメラニンによって肌が黒くなることを「日焼け」といいます。通常は1か月ほどで日焼けはよくなります。しかし、UVBによってメラノサイトが異常をきたすと、UVBが当たらなくてもメラニンを作り続けるようになってしまい、その部分の色だけが濃くなってしまいます。これがシミの正体です。

また、シミにも種類があるので、少し紹介しておこうと思います。

老人性色素斑

最も発生頻度の高いシミです。これは頬や額に大きめのシミができます。また、若い人にできることもあります。

後天性真皮メラノサイトーシス

頬や額にできる、褐色で点状のシミです。これは皮膚の深いところ(真皮)に発生します。

肝斑

目のまわりに左右対称に大きく現れるシミです。このシミはホルモンバランスが崩れると起こり、特に女性がなりやすいです。

紫外線の影響でなるシミは、老人性色素斑と一部の後天性真皮メラノサイトーシスです。この紫外線によるシミには、近年レーザー治療がよく使われています。

シミの治療法

●レーザー治療

メラニンの色に吸収されやすい波長のレーザーを短時間照射して、シミの部分の皮膚を焼きます。異常な細胞だけを狙って照射できるので、周りの正常な細胞や組織にはほとんど影響を与えません。

このレーザー治療は、照射の際に「輪ゴムを引っ張って皮膚にあてた」くらいの痛みがあるようです。レーザーを当てた部分は3日ほど過ぎるとかさぶたのようになり、だいたい2週間くらいでかさぶたが取れます。約1か月後には、シミはほとんどわからないようになっています。

レーザー治療は老人性色素斑に対して高い効果があります。後天性真皮メラノサイトーシスは何回かに分けてレーザーを当て、徐々にシミを薄くしていきます。肝斑に対しては、悪化させることもあるため行われません。

・レーザー治療の注意点

この治療法は効果の現れ方に個人差があります。また肌質によっては、逆に色素沈着を起こしてしまう場合もあります。これを避けるため、目立たない場所に5~6mm四方程度、試験的にレーザーを当てて、数か月間様子をみることがあります。

また、レーザー治療の後には、2~3か月間は紫外線対策をしっかりと行う必要があります。その他、皮膚がんやほくろにレーザーを照射すると悪化する可能性もあります。

●レーザー治療以外の治療法

レーザー治療が効かないタイプのシミには、次のような治療を行います。

・内服薬

メラニンの生成を抑えるために、ビタミンCを中心とした内服薬が使われます。長期間服用することでシミを薄くしていきます。

・美白薬

メラニンの生成を抑える効果のある成分を肌に塗ります。しかし、シミのない部分にまで塗ると、肌の色が抜けすぎたり、まだらになってしまうことがあります。きちんとシミの部分にだけ塗るようにしましょう。

・ビタミンA誘導体薬

表皮の細胞の新陳代謝を高めて、メラニンを排出する作用があります。これはシミとシワの両方に効果がありますが、皮膚に刺激が出やすい副作用もあります。

シワの治療法

シワも紫外線が原因となって起こります。「UVA」が皮膚の真皮にある「線維芽細胞」にダメージを与えると、肌の張りを保つ「コラーゲン」や「エラスチン」などをつくる機能が低下してしまい、やがて皮膚に深いシワができます。紫外線によるシワには次のような治療法があります。

●コラーゲン・ヒアルロン酸の注入

シワの溝にコラーゲンやヒアルロン酸を注射で注入し、皮膚に厚みをもたせてシワを持ち上げる治療法です。コラーゲンは繰り返し注入するとアレルギー反応を起こす場合があるので、まずは少量でテストすることが義務付けられています。一方、ヒアルロン酸はアレルギーを起こしにくいといわれています。

●ボツリヌス菌毒素の注入

「ボツリヌス菌」の毒素だけを抽出して薄めた薬品を皮膚の筋肉に注入します。そうすると、筋肉が弛緩して、シワがよりにくくなります。注入する部位によっては、「まぶたが下がる」などの副作用が現れることがあります。

これらの治療は即効性がありますが、効果は長続きしません。個人差もありますが、一般的に効果のある期間は3~6カ月間といわれています。効果が消えると、再び注入する必要があります。

まとめ

今回はシミやシワの治療法について勉強してきました。それぞれの状態に合わせて、治療法にもいろいろな種類があることが分かったと思います。これらの治療法というのは、近年の技術の発達によって登場してきたもので、多くは健康保険が適用されません。そのため治療費などが高額になることもあります。

そのほかにも、効果や副作用について、治療を受ける前にしっかりと医師と話し合い、納得したうえで治療を開始することが大切です。



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