脳卒中予防のための生活習慣改善について養生灸のススメ

category : 病気 2012.2.5

生活習慣を見直そう

脳卒中を起こした人は再発を予防することが大切になります。再発予防には薬物療法などを行います。また、脳卒中を起こした人の多くは、発症の危険因子となった病気(基礎疾患)を持っています。再発を予防するためには、この基礎疾患の治療や生活習慣の改善も重要になります。しっかりと基礎疾患を管理しておきましょう。

脳卒中を起こした人は基礎疾患を持っているのですが、発症するまでそのことに気づいていない人も多くいます。あるデータでは、脳卒中を起こした患者さんのうち、自分が糖尿病だと知らなかった人でも、血糖値が基準値を超えていた人の割合は62.7%以上でした。自分の持つ疾患を知り、その治療を行うことが大切になります。

基礎疾患の治療

脳卒中の基礎疾患には主に、高血圧、糖尿病、脂質異常症、メタボリックシンドローム(肥満)、不整脈(心房細動など)があります。生活習慣を改善し、それぞれの目標値を目指して管理することが大切です。

●高血圧

一般に外来で測定した血圧(外来血圧)より、家庭で測定した血圧(家庭血圧)のほうが血圧は低くなるので、外来血圧と家庭血圧の目標値は異なります。外来では正常値なのに家庭では基準値を超える「仮面高血圧」は見逃されやすいため、危険です。なかでも、朝に血圧が高くなる「早朝高血圧」は「ラクナ梗塞」や「アテローム性脳梗塞」などを起こしやすいので、注意が必要です。こうした状態に気づくためにも、家庭で朝晩2回、自分で血圧を測る習慣を付けましょう。

・目標値

  • 外来血圧…収縮期血圧140mmHg未満・拡張期血圧90mmHg未満
  • 家庭血圧…収縮期血圧135mmHg未満・拡張期血圧85mmHg未満
  • 糖尿病がある人…収縮期血圧130mmHg未満・拡張期血圧80mmHg未満

(参考)

●糖尿病

糖尿病や高血糖があると、全身の血管が障害され、動脈硬化が起こりやすいため、脳卒中や「心筋梗塞」の危険性が高まります。脳卒中の急性期には、脳卒中になったことによるストレスによって血糖値が変動しやすいので、安定してから血糖値を測定し、判定します。ただし、「HbA1c」では過去1~2か月の平均的な血糖値の状態が分かるため、発症直後でも測定の参考になります。

(参考)

●脂質異常症

脂質異常症は心筋梗塞だけではなく、脳梗塞にも関係が深いことが分かっています。コレステロールに対しては、「スタチン系」の薬で下げることもありますが、食生活の改善が最も重要です。

・目標値

  • LDLコレステロール…120mg/dl未満
  • HDLコレステロール…40mg/dl以上
  • トリグリセライド(中性脂肪)…150mg/dl未満

(参考)

●不整脈(心房細動など)

不整脈の一つである心房細動は加齢によっても起こります。主に、「心電図」を1か月に1回測定しながら、「ワルファリン」による「抗凝固療法」で脳梗塞の発症を予防します。

(参考)

●メタボリックシンドローム(肥満)

腹部の臓器を包む「腸間膜」に脂肪が蓄積した肥満(内臓脂肪型肥満)に加えて、高血圧、高血糖、脂質異常のうち2つ以上をあることを指します。内臓脂肪型肥満があると、「インスリン」の働きが悪くなる「インスリン抵抗性」が強まり、血糖や血圧の値が上昇したり、脂質も異常値を示すことがあります。その結果、動脈硬化が進み脳卒中や心筋梗塞を招きやすくなります。肥満のある人はまず減量を行いましょう。

(参考)

まとめ

脳卒中の再発予防のためには、食事や運動に気を配り、禁煙、節酒をして自分で健康管理を行うことが大切になります。運動については、脳卒中の後遺症の程度によって可能な運動量が異なるので、医師に相談しながら行いましょう。

脳卒中の後遺症は何度も発作を起こすごとに悪くなっていきますので、しっかりと生活習慣を改善し、再発を予防するようにしましょう。



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