がんについて養生灸のススメ

category : 病気 2011.9.1

増え続けるがん

皆さんの中に「がん」という病名を聞いたことがない人はいないでしょう。がんは1981年以降、日本での死亡原因の第1位を独走しています。毎年30万人以上ががんによって亡くなり、また、新たにがんと診断される人は年間64万人以上といわれ、今後さらに増え続けると予測されています。このようにがんというのは我々に身近な病気ですので、今回はこのがんについて勉強していこうと思います。胃がん前立腺がんすい臓がんについては以前簡単に書いているので、そちらも参考にしてください。

身近な病気

年に30万人ががんで亡くなると聞いても、いまいち実感がわかないかもしれません。そこで別の言い方に変えてみるとよくわかります。「男性では約2人に1人、女性では約3人に1人の割合で、一生にうちに一度はがんに罹患(りかん)する」といえば、他人事ではないというのがわかります。やはりがんは身近な病気だといえます。

がんの傾向

がんはどの臓器にも起こる可能性がありますが、がんによる死亡率が高い部位は、生活習慣や環境などの変化も反映して、時代とともに変わっていきます。

日本では、胃がんや子宮がんは減少傾向にあり、肺がん、大腸がん、乳がん、前立腺がん、男性の肝臓がんなどは、90年代後半までは増加傾向にありました。乳がんとすい臓がんは今も増加傾向にあります。また、減少傾向にあるといっても、胃がんの罹患率は諸外国と比べて高い状態といえます。ほかには、肺がんは禁煙対策の進んでいる国では早くから頭打ちの傾向がみられますが、日本では最近になってようやく喫煙率の低下が見え始め、減少傾向になりました。

生活習慣との関係

さまざまな研究から、多くのがんに生活習慣とのかかわりがあることがわかっています。例えば、喫煙や大量の飲酒習慣などは多くのがんのリスクを高めます。科学的根拠に基づいて、生活習慣を見直すことが、がんのリスクを減らし、予防することにつながります。

早期発見の重要性

がんの治療で一番大切なのは、早く発見し、すぐに治療を開始することです。現状では残念ですが、どんなに努力しても、がんを完全に予防することは不可能だからです。

最近は、日々診断法や治療法が進歩していて、がんの生存率も上がっています。そのためがんは早期発見できれば高い確率で治せる病気になってきています。がんを克服して、社会復帰を果たす人も増えてきています。

がん検診を受けよう

がんを見つけるためには、検査を受ける必要があります。多くの場合、早期がんには自覚症状がないので、有効性が認められている検診を受けることが勧められています。がん検診によって、早期にがんを発見して、すぐに治療を開始することで、治療成績も上がってきています。

しかし、定期的に健診を受けているからといって、それだけでは安心せずに日頃から体調に注意して、少しでも気になることがあれば病院を受診することが大切です。

がんの治療法

がんの主な治療法は、手術療法、薬物療法(化学療法)、放射線療法の3つです。患者さんの状態に合わせて、どれか1つを選択したり、複数の治療法を組み合わせた「集学的治療」が行われます。

手術療法では、例えば、小さながんならば開腹せずに内視鏡を使って切除するなど、患者さんの肉体的負担の少ない方法が開発されています。また、薬物療法で使える薬剤も増え、症状を和らげたり、副作用に対処するための薬剤も使えるようになっています。放射線療法では、周りの組織への影響が少ない方法が開発されています。最近では、外来で治療を受けられるケースというのも増えています。

どの治療法も進歩していますが、副作用は必ずあるので、まずは医師から説明をよく聞いて、理解し、納得して治療にのぞむことが大切です。

緩和ケア

最近は、治療の初期から、がん自体の治療と並行して、患者さんの身体的な苦痛、精神心理的な苦痛に対する緩和ケアを行うようになっています。これは、治療の内容や病状、痛みの種類や程度などに合わせて、適切な薬剤などを使用していきます。

まとめ

このように、がんというのは誰でもなる可能性のある、非常に身近な病気というのがよく分かったと思います。当然、がんになった人は大きなショックを受けますが、今は治療法も進歩して治る確率も上がってきていますので、まずはしっかりと自分の状態を把握することが大切です。さらに最近では、患者さんがどのように自分から治療にかかわっていくかという「患者術」も注目を集めています。また、がんになっていない人も今のうちからがんについての情報を手に入れておくのもいいと思います。



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